iPhoneが水没した時の対処法。電源が入らなくても復旧は可能?!

iPhoneが水没した時の対処法。電源が入らなくても復旧は可能?!
13
12月

『トイレに落としてしまった』、『電源が入らなくなった』など、うっかり大切なiPhoneを水没させてしまったという方も少なくありません。
日常生活に欠かせないスマホが急に使えなくなり焦る気持ちは分かりますが、ついやってしまう行動がiPhoneの復旧率を低下させる可能性があります。
本記事では、iPhoneを水没させてしまった際の、 正しい緊急対処法と絶対にやってはいけないこと、水没後のリスクなどについて解説させていただきます。

 

iPhoneの防水レベルは?

 

iPhone6までは防止機能が付いていなかったですが、iPhone7から防水機能が標準化されています。iPhone7以降のデバイスはIP67(深さ1メートル、最長30分間まで耐えることができるレベル)と呼ばれる規格に適合しています。また、iPhone12以降からはIP68 (深さ6 メートル、最長30分間まで耐えることができるレベル)に適合しています。 ただし、防水機能といってもお風呂などの湿度が高い場所で長時間使用できるわけではありません。本体内部に水が入りにくい仕様になっていますが、あくまでも緊急時の補助として考えておくとよいでしょう。 また、水没した場合は電源が入ったとしても、しっかりと乾かすことが必要になります。

iPhoneが水没したときに絶対やってはいけない行為

 

電源を入れる iPhoneを水没してしまった場合、壊れていないか確認するためにすぐに電源を入れようとする方が多いと思いますが、電源を入れることはおすすめしません。

焦って電源を入れることによって、iPhone内部の基盤がショートしてしまう恐れがあります。もし基盤がショートしてしまうと、完全に動かなくなってしまったり、修理ができなくなるケースに至ります。 そのため、水没後はiPhoneの電源を速やかにオフにし、充電や通電させないことが重要になります。  

ドライヤーで乾かす

水没したiPhoneを早く乾かそうとドライヤーを使うのはよくありません。

精密機器は水や熱に弱いため、ドライヤーの熱風でデバイスの温度が上昇し、内部の基盤などが損傷する場合があります。さらに、内部に入った水が広がり故障の原因にもなりかねないです。 早く乾かそうと焦る気持ちはわかりますが、iPhoneは精密機器だということを意識して取り扱いましょう。

iPhoneを振って乾かす

iPhoneの内部に入った水を出そうと強く振ってしまう方もいますが、近年のiPhoneは内部に水が入りにくい造りになっているため、振ったからといって水が完全に出ることはありません。ドライヤーと同じく内部に水が広がるため、故障のリスクを高めます。 水没してしまったら絶対に振ることはせず、乾かすようにしましょう。

iPhone水没時の正しい緊急対処法  

 

電源を切る

iPhoneを水没させてしまったときは、まずは電源をすぐに切るようにしましょう。 上記でも記述したように、iPhone内部に入った水で基盤がショートする可能性があるからです。電源を切っていれば、ショートを引き起こすリスクを下げることができます。 水没した後も運よく使用できる場合もありますが、使用しているうちに不具合が生じる場合があるので、早めに修理することをおすすめします。  

アクセサリ関連をすべて外す

電源を切ったら、ケースなどのアクセサリを付けている場合はすぐに取り外しましょう。ケースがついたままだと、本体とケースの隙間の水分が乾きにくくなります。 イヤホンなどのアクセサリもすべて取り外す必要があります。  

乾いた布で水分をふき取る

ケースなどのアクセサリ類を取り外したら、iPhone本体に付いている水分を綺麗に拭き取りましょう。その際、水分の吸収しやすいタオルやハンカチを使用してください。 細かい部分はティッシュでこよりを作ったり、綿棒を使用して丁寧にしっかりと水分を拭き取ることが大切です。そうすることで、更に隙間から水が入るリスクを抑えることができます。  

SIMカードを抜き取る

iPhone本体が乾いたら、SIMカードを抜き取る必要があります。電源が入ったままSIMカードを取り出すと故障する場合があるため、必ず電源を切った状態にしてください。 SIMカードには金属部分があり、水分を放置してしまうとその部分が錆びてしまう可能性があるので、柔らかい布などで優しく拭いてください。  

自然乾燥させる(乾燥材等を使うのもOK)

表面の水分を拭き取ったら、乾燥させてiPhone内部の水分を乾かす必要があります。 風通しの良い場所で自然乾燥させてもよいですが、時間がかかるため、密閉容器に乾燥剤などを入れておくとより早く乾くのでおすすめです。iPhone内部の水分は乾きにくいので、最低でも1日程度は入れて乾燥させておきましょう。

 

iPhone水没時に起こる現象  

 

電源が入らなくなる

iPhoneを水没させてしまったら、本体内部に水が入ってショートすることで、電源が入らなくなることことがあります。電源が入ったとしてもアップルのロゴが表示された状態から操作できなかったり、数日後に電源が入らなくなるなどさまざまな不具合が生じます。  

ディスプレイやカメラレンズの表示に異変

電源を入れると、ディスプレイの表示に影や変色、コントラストがおかしくなるといった異変が起こります。また、カメラレンズの内側にも水が入った場合、カメラを起動すると写真や動画が正常に映らなくなり、放置して乾いたとしても跡が残って、撮影した画像に映り込むことがあります。  

スピーカーの音質がおかしくなる

スピーカーに水が入ってしまった場合、籠ったような音質や音割れ等の症状が起こると考えられています。また、完全にサウンドが聞こえなくなることもあり得ます。 どれだけ水分を拭き取っても、内部に付着してしまうと故障の原因となるため修理が必要になります。  

動作に異変が起きる

水没したiPhoneは、タップしても反応がなかったり、逆にタップしていないところが反応されたり、アプリが勝手に起動や終了するような誤動作が生じる場合があります。 このような場合、すぐに電源切るようにしてください。  

本体が異常に発熱する

水没した後も電源が落ちず、操作も正常に使用できることもありますが、水没したiPhoneは異常に発熱することもあります。本体内部に水が入ったことによって漏電やショートになる危険性があるため、異常な発熱がある場合はすぐに電源を切り、使用を中止することをおすすめします。

水没後は普通に使えていても注意が必要  

 

バックアップを取る

水没後にiPhoneを乾かした後、電源が入り操作ができるようであれば、バックアップを取っておきましょう。水没したiPhoneでも何事もなかったように使い続けられる場合もありますが、不純物が付着すると時間が経って腐食し、故障の原因になる可能性があります。バックアップさえ取っていれば、万が一のことがあってもデータを復元させることができます。もし、大事なデータがある場合は、こまめにバックアップを取っていると安心できるでしょう。

早めに修理専門店に持っていく

水没したiPhoneは、本体内部に見えない損傷を負っている可能性があるため、できるだけ早めに修理に出すことをおすすめします。 早く修理専門店に持っていくことで、データを失わずに済む場合があります。

水没して電源が入らなくてもデータ復旧(取り出し)はできるのか?  

Apple正規店やキャリアショップではデータ復旧はできない Apple正規店やキャリアショップに修理を出すと、iPhoneは基本的に初期化されてしまうことが多いです。そのため、バックアップを取っていないデータは消えてしまいます。また、正規店などで提供しているデータ復旧サービスは、復旧できるデータが限定されています。  

データ復旧・復元専門業者に相談ください

水没したiPhoneのデータ復旧する場合は、専門業者に依頼するとデータが残る可能性が高まります。アイフォンドクターでは、iPhoneのデータ復旧・復元など様々なトラブルに対応しています。

 

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